皆さん、こんにちは。

ウォッチ911の藤田です。

今回は、今手に入る腕時計の中から、私藤田が独断と偏見で皆さんにおすすめしたい、
「ムーンフェイズ」つきの腕時計をご紹介したいと思います。

そもそもムーンフェイズ機能とは？

機械式腕時計好きの方でしたら、誰もが憧れる「ムーンフェイズ機能」。

おおよそほとんどダイヤルの6時位置に搭載されるこの機能は、見ているだけでも美しく、その腕時計をさらに格上げしてくれるものです。

まず、ムーンフェイズ機能とは、どのようなものなのでしょうか。

ムーンフェイズのフェイズとは『相（そう）』のことで、地球から見たときの形を指します。

地球を回る月の位置と、月に当たる太陽光によって、この相に変化が生じます。
日本語に三日月や十五夜といった言葉があるように、新月から数えて3日あたりに弓形の相、15日あたりに満月の相になります。

この私たちが見ている月の形を『月相（げっそう）＝ムーンフェイズ』と呼び、新月から次の新月までの間の何日目の月であるかは『月齢（げつれい）＝ムーンエイジ』と呼びます。
時計で使われているムーンフェイズは、月の満ち欠けする形を知る、月相を知ることができる機能です。

ムーンフェイズは、新月の朔（さく・ついたち）から新月、あるいは満月の望（ぼう・もち）から満月という『朔望月（さくぼうげつ）』を表します。

つまり太陰暦なのです。

ムーンフェイズが、カレンダー表示とよく組み合わせられるのも、暦としての役割にあるのです。

月は潮汐をはじめ、自然現象や動物の行動や生理現象との結びつきが観察され、古くから人間の生活に深く根を下ろしており、
中世ヨーロッパに機械式時計が登場して以来、時計にムーンフェイズ表示がしばしば加えられていました。

懐中時計の時代になると、文字盤に設けられた窓に月の姿が現れたり隠れたりする表示機構が確立します。

ブレゲが18世紀後半に作った時計には、現在と同じ仕組みのムーンフェイズがすでに用いられています。

現代の腕時計においてのムーンフェイズの役割というのは、その時計メーカーの技術力の証であったり、装飾目的での意味合いの方が、大きいです。

おすすめのムーンフェイズ機能つき腕時計

さて、ここからは、私藤田がおすすめする「ムーンフェイズ機能つき」腕時計を、
ご紹介いたします。

まず最初におススメする時計は、こちら！

いきなり「シャネル」がでてきて、驚かれた方も多いと思いますが（笑、

この時計の6時位置にあるムーンフェイズは、他のムーンフェイズ付き時計とは一味違います。

角度によって大変美しくキラキラと輝くこのムーンフェイズは、アベンチュリンという物質でできております。

これは、銅片が溶けたガラスの中に誤って落ち、ゆっくりと時間をかけて冷えて固まってできた素材で、all`avventura(偶然に)という表現からアベンチュリンと名付けられました。

このモデルは、すでにシャネルのブティックでもほとんど入荷が無いようですので、新品では入手困難なモデルとなっています。

続いてはこちら。

毎時3万6千振動の名機「エルプリメロ」が文字盤から見られる、ゼニスの「クロノマスターオープン」ですが、
そのモデルに、ムーンフェイズとDAY＆NIGHTの複合表示機能を搭載したのがこちら。

ブラック文字盤に、ムーン＆サンフェイズのカラーが差し色として映え、落ち着きを感じさせながらもユーモアあるデザイン。

このムーンフェイズですが、色彩がカラフルでして、さらにお月様が立体的になっているんです。

これは一見の価値アリな、ムーンフェイズです。

そして、国産が誇るオリエントのオリエントスターから、

オリエントスター メカニカルムーンフェイズです。

定価も10万円代からとお値打ちで買える、美しいムーンフェイズつきの機械式腕時計で、
９時位置にはオープンになったテンプも見ることができます。

ムーンフェイズ部分も、立体感こそありませんが、美しい星とブルーの青空が描かれています。

安心の国産オリエントですので、複雑機能つきでも安心ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ムーンフェイズは、何も高級時計にしかついていない機能ではありません。

いつも身につける腕時計に、ムーンフェイズ機能がついていたら・・・
日常に少し彩りを与えてくれますよ。

お読み頂き、有難う御座います。

それでは、また。