懐中時計の買取について

1.懐中時計の買取価格と実績

持ち運びの出来る時計の原点ともいえる、懐中時計。
現代ではなかなか見かけなくなった時計ではありますが、腕時計とは違う良さがあり根強い人気を誇っています。

懐中時計の買取価格と実績

ウォッチ911では、パテックフィリップ、ロレックス、オメガ、IWC、ユリスナルダン、ジラールペルゴ、ロンジン、セイコー、オリス、ウォルサムなどの1900年代初頭に作られた古い懐中時計も、取扱いや買取を行っております。

アンティークとして人気の高い懐中時計は、単純に製造年代が古ければ古いほど、その時計メーカーに歴史や逸話などがあればあるほどに価値が向上し、買取価格も比例して高額になる傾向があります。

懐中時計のコンディションは勿論のこと、製造年代を特定し、より詳細な査定を行うことにより高価買取に努めております。

そんな懐中時計の買取例をご紹介です。

ユリスナルダンの懐中時計

高級時計メーカーの老舗として、時計メーカーの中でも、非常に古い歴史を誇るユリスナルダンの懐中時計です。

こちらは、そんなユリスナルダンの、1910年頃に製造された手巻き機械式懐中時計です。

美しい陶器製（ポーセリン）の文字盤と、ブルースチール針が白い文字盤に栄えます。
針は経年により若干くすんでいます。

文字盤には、チューリヒの老舗高級時計・宝飾店、TURLER（テューラー）のロゴ入り。
戦後の時計の場合は、時計メーカーの製品にTURLERを追記した所謂ダブルネームが多いです。

ユリスナルダンのシンプルな手巻き懐中時計は、比較的多く出回っており、買取相場も安定しています。

買取金額およそ「15,000円」

ヴァシュロン・コンスタンタンの懐中時計

ヴァシュロン・コンスタンタンといえば、世界三大時計の１つとして君臨する、老舗中の老舗時計ブランド。
いわゆる雲上時計メーカーとして認知されています。

こちらは、1906年製、ヴァシュロン・コンスタンタンの、ワンプッシュクロノグラフ・機械式懐中時計です。

とにかく美しい針。ブルースチール針です。
長針・短針はゴールドです。きちんと文字盤のカーブに沿って、曲げられています。

コラムホイール仕様の、高級手巻きクロノグラフで、各パーツの面取りや磨き等の仕上げも丁寧で、ヴァシュロンらしい高級感もあります。

ヴァシュロン・コンスタンタンの懐中時計は複雑機構を備えたモデルも多く、こちらはケースも銀無垢製でした。比較的高くお買取可能です。

買取金額およそ「100,000円」

セイコーの懐中時計(鉄道時計)

旧国鉄と呼ばれる、今のJRの車掌さんなどが主に愛用していたと言われる「鉄道時計」です。
電車の運行時に使われるため、遠目でも大きく見やすいインデックスが特徴の懐中時計です。

ホワイトの文字盤に、シンプルなブルースチールの針、６時位置のスモールセコンド。
セイコーの懐中時計の中でも人気のあるモデルで、非常に凛とした、まとまりのある懐中時計です。

ケースの素材は、ステンレススチール素材。

ちなみに今でも、中3針式で電池で動くクオーツ式となった現代の懐中時計が、現行のJR運転手にも使用されています。

今回お買取のセイコーの懐中時計、文字盤・針・風防・ケース(小傷はあり)・ムーブメント(精度も状態も良好)すべてがグッドコンディションでした。

買取金額およそ5,000円