今手に入れるべき、オメガのアンティーク時計
- 2019.09.12
皆さんこんにちは。
神戸の機械式腕時計専門店「ウォッチ911」の藤田です。
今回は
すでにタイトルにもある通りの企画ですが、
今まだ(100万円以下で)手に入る、今買っておくべき「オメガ(OMEGA)」のアンティーク・ビンテージ時計を厳選してご紹介します。
オメガ(OMEGA)のアンティーク時計市場の今
ロレックスと並んで確固としたアンティーク市場を持つオメガ。
シーマスターやコンステレーションなどロングセラーから生まれた名作は数え切れませんが、最も有名なモデルはスピードマスターでしょう。
Cal.321を搭載した第一~第四世代は有名ですが、2019年9月現在ではすでに三桁万円に入っている固体も多く、手頃に買えるものではありません。
となると、スピードマスターの第五世代や、シーマスター・コンステレーション系となるのですが、
今回は、「今のところ比較的手頃に買えて、将来まだまだ価値が上がりそうなビンテージオメガ」をご紹介いたします。
オメガ(OMEGA)Cal.505のK18製コンステレーション
まずは、こちら。
超有名な12角ダイアルにクサビ型インデックスが魅力的な「コンステレーション」、K18イエローゴールドモデル。
ムーブメントはCal.505を搭載。
Cal.505は全回転ローターを初めて装備したクロノメータームーブ500番系の最終型です。
こちら、金張りやステンレスケースのモデルもあるのですが、
当店は数の少ない金無垢・K18製のモデルを一押しします。
製造から約40年以上経っているので、ダイヤルにスポットがあったり、ヤケが多い個体も多いですが、
比較的状態の良いモノで、おおよそ30万円台後半で手に入ります。
コンディションの良い個体が少なくなっていますので、今のうちに入手しておくと良いかも知れません。
オメガ(OMEGA)Cal.321のシーマスター・クロノグラフ
この時計の最大の特徴であるムーブメントは、1968年頃まで製造されていた手巻きクロノグラフの名機「Cal.321」を搭載してる点でしょう。
これはスピードマスターの4thまで搭載されていた機械で、月に行った時計として耐久性・操作性に優れたムーブメントで、これを搭載したスピードマスターはさらに価値が上になります。
このCal.321を搭載したシーマスター・クロノグラフは、市場に出る数は非常に少ないので、
ネットで検索しても個体数は非常に少ないです。
2019年9月現在でコンディションが普通のもので、おおよその販売価格が60-70万円程で推移しています。
球数は非常に少ないので、見つけたら買いかもしれません。
オメガ(OMEGA)スピードマスター5thの下がりr
最後はこちら。
絶大な人気を誇るスピードマスタープロフェショナル 5thモデルです。
文字盤はSpeedmasterの「r」の字体が通称「下がりアール」とも「垂れアール」呼ばれるモデルです。
非常に人気の高い段つきタイプの文字盤仕様。
ヴィンテージモデルだとすぐ判別できる外観で非常に高い人気を誇るモデルで、
搭載ムーブメントは、NASAの過酷なテストに合格したとても優秀なCal.861です。
こちらはまだ球数は少ないですが見つけることは可能で、おおよそ40万円代~で推移しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ロレックスのビンテージ・アンティークモデルはもう手が出ないほど価格が上昇してしまっていますが、
オメガのビンテージモデルは、このような数の少ないレアものであってもまだ手が出せる価格帯ですので、
投資目的で入手するのも良いかも知れません。
時計店としては、やはりコレクションするより、大切に使っていただくのが本望ではありますが(笑
お読み頂き、ありがとう御座います。
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