オメガのレアモデル、ランチェロのレビュー
- 2019.03.23
皆さん、こんにちは。
機械式腕時計専門店「ウォッチ911」の藤田です。
今回、初記事にてご紹介させて頂く時計はこちら
オメガのランチェロ/Ranchero、Cal.267
オメガが1950年代後半に発表した特殊モデルのひとつで、シーマスター300譲りのダイアルデザインや特徴的なブロードアローが人気の「ランチェロ」です。
ちなみに、当店のオメガの販売ページはこちらです。
ランチェロのディテール
ランチェロの中でも珍しい、ホワイトダイヤルですが、これは後年にリダンされているものですので、ダイヤルは綺麗です。
ちなみにですが、有名な時計店で、純正ブレス付の純正文字盤のランチェロを買おうとすると、50万以上はするでしょう。
竜頭はオメガΩマーク入りの純正品です。
この太めのラグも素敵です。
このランチェロは、発売当時、オメガのスピマス、シーマス、レイルマスターに続いて投入されたスポーツモデルの中でもコスパに優れたモデルでしたが、ネーミングの問題等々で短期間で製造中止となってしまった謎が多い希少性の高いモデル。
年代物で程度良好な個体はどんどん無くなってきていますので、このようにダイヤルがリダンされたものや、風防などが交換されている固体が多いです。
搭載ムーブメントは、Cal.267
オメガを一躍世界ブランドに押し上げるきっかけとなった、Cal.30シリーズ。
1939年に発表された通称30ミリキャリバーは、ムーブメントの直径が30mmであることに由来しています。
オメガがこのムーブをリリース後、他メーカーに大きな影響を与えました。
同様に30ミリ直径に大きなテンプをもつキャリバーが次々と誕生したほど、腕時計史にその名を刻む名機として知られています。
ランチェロのリストショット
このランチェロのリストショットです。
ケース径は35mmですので、細身の私でもすっきりとしています。
短針アローにトライアングル夜光&アラビアインデックスの、オメガスポーツ1stの特徴を踏襲したデザインがまた素敵ですね。
こちらの時計は、店頭とオンラインショップでも販売しておりますので、ご覧ください。
ではまた。
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THE-WATCH911(ウォッチ911)の由来とは 2019.03.25